feel never only die

超次元周知的自慰行為

AIR ON GEAR

先月末にアルバムをリリースして2週間がたった。特にこれといった何かは無いんだけども色々思った事や過程について書いていこうと思う。

 

もしかしたら知ってる人もいるかもだけど3年前ぐらいからアルバムを作っている事は仄めかしてて、"AIR ON GEAR"というプロット自体はその時からなんとなく浮かんでた、まあタイトルの通り昔かなり好きだったエアギアって漫画を主軸に、自分の好きな作品や本、風景を混在させたら面白いんじゃないかと思って作り始めた。なんとなくが具体的になり始めたのは2年前の2021年の頭辺りにregaliaを作り始めた時で、1年後の10月に吉祥寺でライブした時に初めてライブで披露した。そっから同年の春頃にninomiya tatsukiさんからButcherのトラックを貰って、6月にLOTUSを作って、年の暮れにagitoのdemoを群鶏さんから貰った。

翌年(22年)の2月に大阪から東京に一人暮らしする予定で、あと実家もオカンと2人で住んでた団地から婆ちゃんと叔父が建てた新築の一軒家に引っ越したのもあり、音楽を作れる環境じゃなくなったけれど、依然とモチベは高いままだった。んで引っ越して貯金を崩しながら東京に住んでる友達と遊んだり悠々自適な生活を暫く送ってた。agito、Butcherもその期間に完成させた。まあそんな日々を続けれるわけもなく4月頭ぐらいにCDショップで働いたんだけど、馴染めなくて2ヶ月で辞めた。コミュニティに馴染めない事をファッションにしたがるバカも大勢いるけど、半端に世渡りが得意だと良いも悪いも全部許容して居心地が良いポジションを作る事は得意な癖に、心の中では俺はこいつらと違うって否定ばっかするから表面だけぬるい関係になり、誰とも仲良くなることも出来ず精神が摩耗していって逃げる様に辞めてしまう。

そして収入もなく借金もして不安だけが点在している状況が続き、ウーバーイーツで小銭稼ぎながら仕事を探す日々と、色んな人らが新譜出していく中で焦燥を覚えて曲を作り始めたんだけど、もうアルバムを作ることに苦痛を感じていた。今作れる物を早く出したい気持ちが先行して、Fear ou mindとactiveを作った。そっから8月に渋谷のタバコ屋でバイトを始めて、以前ブログでも書いたんだけど金がないくせに一人で飲みに行ったり、BirthBySleepでよく遊ぶことも増えて、起伏はないけど楽しく過ごしてた思う。ただどこにいても頭のどっかでアルバムの事が嫌でも浮かんで、理想ばっか思いついては あーでもないこーでもないと一人問答して何もせず、アルバム制作が苦痛を過ぎて呪いのように感じていた。KOUSEさんからジャケットを貰ったり、疾駆のトラックを作ったりしたけれども、そこで満足し自分の中で妥協点を作り出すことが得意になって、俺はやれば出来るという虚勢を張り続けることで自信だけは過剰に膨らんで、どっかで得たしょーもない自己啓発に踊らされてやる気を出してはまた萎んでと、本当にうだつの上がらない毎日だった。

時間は経って今年の6月にGearsのトラックを作って、寝坊主とyoo!君に投げつけて8月頭ぐらいに完成した。そしてその月の後半に俺らが主催したELRADってライブを開いた。みんな誇張抜きでカッコよく、エネルギーが満ちていて、スイッチが入ったのはその日からだったと思う、早くアルバムを出して次の自分に進みたいと思った。mixも何も手を付けてなかった曲とちゃんと向き合って、9月の中盤に全て完成した。リリース登録も終えて感じたのは興奮や感激じゃなく、ただ安堵だけが残った。アルバムの良い所をたらたら書き綴るだけじゃ嘘をつくことになると思って、今俺が思ってる感情や率直な物を伝えたかった。

 

でもAIR ON GEARは本当に良いアルバムが出来たと思っている。

特にトラックを作ってもらったAgito、Butcher、Regaliaは気に入ってる。当初はactive、NIMBLEは入れるつもりは無かったんだけど、聞き直してみると入れて良かったなーと思った

自分本位の自堕落や生活に苦しんで思い悩みながら完成した最高のアルバムだ

デカい声で「俺の曲を聴け!」なんて嘘になるから言えないけれども、今の風潮や軽いノリをなぞった曲なんて一つもないし、そういう自分が好きだから今後も俺がカッコいいと思う物で永続的に聴かれるような何かを作っていきたい。

やっぱり一過性の熱で終わるものは寂しいし悔しく思う。地元や環境に起因してるからか、俺は純粋や真っすぐに物事を見れない。繊細だから自分を守ろうと捻くれた態度と言い訳が主軸の人間で、このままじゃダメだと思いここ数年自分を変えようとしたけど、気持ち悪くて余計に今までの性格に拍車をかけるだけだった。でも今は別に変えたいなんか思ってない。逆にイイネ!とすら思う。録音はダルいが新しく曲を作るのは楽しいし、自分が育んできたものを表現出来ていると確信を持って言える。だからこそ重ねてずっと聴かれるような曲をこれからは作っていく。今も新しいトラックが完成したけどめちゃくちゃ良い感じだ!次はepを出す予定だから期待していて欲しい。

 

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